春が近づくと、毎年同じようにやってくる花粉症。
鼻水、くしゃみ、目のかゆみ。
これからの季節は憂鬱です・・
ただ、毎年感じるのですが、症状は似ているのに、人によって「つらさ」には大きな差がありますよね。
- 毎年かなり重くなる人
- 薬を飲んでもスッキリしない人
- 年々ひどくなっていると感じる人
一方で、同じ環境にいながら「そこまで困らない」という人もいます。
この違いは、体質だけでしょうか。
今日は花粉症について考えてみましょう!
実は東洋医学では、花粉症を
「鼻の問題」ではなく「全身の状態」として捉えます。
特に注目されているのが、呼吸の深さと身体が緩む力です。
東洋医学における花粉症の基本的な考え方
東洋医学では、花粉症は
「外から入ってくる刺激(花粉)」と
「それを受け止める身体側の力」の
バランスが崩れた状態だと考えます。
その中心にあるのが、「肺」と呼ばれる働きです。
東洋医学でいう「肺」は、単に空気を吸って吐くだけの臓器ではありません。
- 呼吸のリズム
- 皮膚や粘膜の防御力
- 外からの刺激を追い出す力
これらをまとめて管理する、防御と循環の要のような存在です。
つまり肺は西洋医学的に考える「呼吸器」以上の存在なんですね。
古典には
「肺は気を主り、皮毛を主る」と記されています。
鼻・つまり、肺の働きが弱ると、外からの刺激に弱くなるということです。
花粉症が悪化しやすい状態とは、東洋医学的には「肺の力が十分に発揮できていない状態」なのです。

呼吸が浅い人は、なぜ花粉症がつらくなりやすいのか
呼吸が浅い状態は、東洋医学では「肺気虚(はいききょ)」と呼ばれます。
肺のエネルギーが不足し、
- 花粉を外へ押し出す力が弱い
- 粘膜の調整がうまくいかない
- 刺激に対して過剰反応しやすい
こうした状態が重なると、鼻水やくしゃみが止まりにくくなると言われます。
ここで重要なのは、
「呼吸が浅い=意識の問題」ではないという点です。
多くの場合、呼吸が浅い人は胸郭の筋肉が硬くて身体が緩みにくいです。
これはセラピストとしてよく感じることでもあります。
身体が緩みにくいと、なぜ呼吸が浅くなるのか
IASOのお客様にもよくお伝えしていますが、
猫背や内巻き肩になっていると、腕が邪魔で胸郭はどうしても広がりにくく、吸う息も浅くなります。
仰向けになってリラックスしているとき、胸やお腹は自然に上下するのですが、皆さんはどうですか?
PCやスマホを見る時間が多く、前かがみが多いと、胸郭が動かない浅い呼吸が常になってしまうものです。
その結果
- 胸が広がらない
- 肋骨が動かない
- 横隔膜が下がらない
そして呼吸が物理的に浅くなるのです。
つまり、
呼吸が浅い
→身体が緩まない
→防御力が落ちる
この流れは、
東洋医学の理論の中では自然なつながりです。
ただし・・正直に言うと、西洋医学つまり現代医学的なエビデンスはありません。
私は解剖学も教えているので、いろいろ調べて見ましたが・・
「呼吸が浅い人は花粉症が重い」という疫学研究はないですし、東洋医学の概念(気・肺)は 西洋医学の臓器定義とは一致しないんです。
なので、科学的に証明されているのでしょうか?と聞かれたら実は「証明されてはいない」が正解です。
でも、ここが面白い一致点なのですが・・
近年の研究では、
- 慢性的ストレス
- 自律神経の乱れ
- 呼吸の浅さ
- 胸郭(胸の)動きの低下
が、アレルギー症状の悪化と関連する・・という報告は増えています。
これは東洋医学の「肺と気の巡り」 を別の言語で説明しているだけとも言えますよね。
更年期世代に花粉症が重くなりやすい理由
また40代後半から50代にかけての更年期は、ホルモンバランスの変化だけでなく、
- 自律神経の揺らぎ
- 回復力の低下
- 緊張が抜けにくくなる
といった変化が重なります。
呼吸は浅くなりやすく、身体はこわばりやすい。
その結果、これまで軽かった花粉症が急につらくなる・・
というケースも少なくありません。
これは「年齢のせい」ではなく、身体の緩む力が落ちているサインとも言えます。
浜松の気候と花粉症の関係
浜松は、風が強く、この季節はとくに乾燥しやすいですよね。
乾燥と強風は、
- 粘膜を刺激しやすい
- 花粉が舞いやすい
という条件をつくります。
だからこそ、
外側からの対策だけでなく、内側の整えが重要になります。
酵素風呂が「呼吸」と「防御力」に与える影響
ヒノキの酵素風呂は、単に身体を温めるだけではありません。
発酵熱によって深部まで温まることで、
- 筋肉の緊張がゆるむ
- 自律神経が副交感神経優位に傾く
- 呼吸が自然と深くなる
こうした変化が起こります。
身体が緩む
→胸が開く
→呼吸が入る
この流れは、東洋医学的に見ても肺のバランスを整えるケアとして優秀です。

筋膜リリースを取り入れたオイルトリートメントの役割
さらに効果を高めるのが、筋膜リリースを取り入れたオイルトリートメントです。
筋膜は、
- 筋肉を包む膜
- 自全身を連結するネットワーク
呼吸に関わる筋膜(胸郭・横隔膜・首周り)が硬くなると、どんなに意識しても呼吸は深くなりません。
オイルトリートメントで筋膜の滑走性を回復させることで、
- 胸郭の動きが戻る
- 横隔膜がしなやかに上下する
- 呼吸が「頑張らなくても」深くなる
結果として、花粉症のベースとなる過敏さが落ち着きやすくなるのです。
花粉症ケアは「鼻」ではなく「呼吸と緩み」から
花粉症対策というと、どうしても鼻や目に意識が向きがちです。
しかし東洋医学的に見ると、本当に大切なのは、
- 呼吸が入る身体か
- 緩む余白があるか
という点。
更年期という変化の時期だからこそ、「我慢する」のではなく、整えるケアを取り入れる意味があります。
- 呼吸が浅い
- 身体が緩みにくい
- 更年期で回復力が落ちている
この状態が重なると、花粉症はつらくなりやすい。
だからこそ、酵素風呂で深部から温め、筋膜リリースを取り入れたオイルトリートメントで緩める・・
これは、花粉症を「抑える」のではなく、花粉に振り回されにくい身体をつくるためのケアです。
春を迎える前の今こそ、呼吸が深く入る身体づくりを、IASOで始めてみてはいかがでしょうか。
スタッフ一同ご来店をお待ちしております。
文責 佐々木直子