5月なのに初夏の様な気温になる浜松。
用意していた上着も使うことなく、いきなり服装が軽くなる…
二の腕、背中、お腹まわり、腰まわり、太ももなど、冬の間は隠れていた身体のラインが気になり始めますね。
「そろそろ痩せなきゃ」
「去年より背中が厚くなった気がする」
「お腹まわりだけ、なぜか落ちにくい」
「体重はそこまで増えていないのに、身体が重たく見える」
そんなふうに感じる方も多いのではないでしょうか。
特に40代後半から50代の更年期世代になると、若い頃のように少し食事を減らせば体重が落ちる、少し運動すればすぐに身体が締まる、という変化が出にくくなります。
それは、気合いが足りないからでも、努力不足だからでもありません。
更年期は、女性ホルモンの変化にともなって、筋肉量、脂肪のつき方などもゆらぎやすくなるからです。
そのため、更年期女性のダイエットや体型管理で大切なのは、いきなり食事を極端に減らすことではありません。
まず必要なのは、痩せやすく動ける身体に整えること。
初夏、5・6月のダイエットは、身体を削るように頑張るよりも、温めて、ゆるめて、巡らせることから始めるのがおすすめです。
更年期女性が痩せにくくなる理由
更年期に入ると、エストロゲンという女性ホルモンが減っていきます。
エストロゲンは月経や妊娠に関係するホルモンというイメージが強く、また、このコラムでも自律神経の事や睡眠のことは何度かお伝えしていますね。
実は、それだけではありません。女性ホルモンは脂肪のつき方、血管のしなやかさ、骨、筋肉、代謝にも関係しています。
ちょっと難しいお話をすると
更年期になると
- 脂肪が皮下よりも腹部・内臓まわりつきやすくなること
- 筋肉量が落ちやすくなること
- インスリンの働きや血糖コントロールにも変化が出やすいこと
などが報告されています。
つまり、更年期の体型変化は「気合いが足りない」ではなく、身体の仕組みそのものが変わる時期の反応です。
更年期になると、
- お腹まわりに脂肪がつきやすくなる
- 背中や腰まわりが厚く感じる
- 筋肉量が落ちやすくなる
- 冷えやむくみを感じやすくなる
- 疲れやすく、動く量が減る
といった変化が起こりやすくなります。
特に体型の変化で多いのが、「体重以上に太って見える」というお悩みです。
これはもちろん脂肪だけが原因とは限りません。
姿勢が丸くなる。
背中が硬くなる。
肩が内側に入りやすくなる。
骨盤まわりが動きにくくなる。
呼吸が浅くなる。
むくみが抜けにくくなる。
こうした身体の変化が重なることで、実際の体重以上に、身体のラインがぼんやり見えてしまうことがあります。
つまり、更年期のダイエットは、体重計の数字だけを追いかけるよりも、身体の中の巡り、筋肉の動き、姿勢、呼吸を整えることが大切なのです。

6月は、実は身体が重くなりやすい季節
6月は、夏に向けて痩せたい気持ちが高まる時期です。
しかし身体にとっては、意外とコンディションを崩しやすい季節でもあります。
梅雨による湿度。
気圧の変化。
朝晩と日中の温度差。
冷房による冷え。
雨の日が続くことによる活動量の低下。
汗をかくのに、身体の深部は冷えているような感覚。
このような環境が続くと、身体は「暑いのに冷えている」「汗は出るのにむくむ」「疲れているのに眠りが浅い」という、ちぐはぐな状態になりやすくなります。
特に浜松のように、季節の変わり目に風が強く、気温差も感じやすい地域では、春から初夏にかけて自律神経が忙しく働き続けています。
自律神経は、体温調整、血管の収縮と拡張、汗、内臓の働き、睡眠、呼吸にも関係します。
その自律神経が疲れてくると、身体はうまく切り替えができなくなります。
暑いのに足先が冷える。
汗をかくのに代謝が上がった感じがしない。
食事を減らしているのに身体が重い。
運動しようと思っても、だるくて続かない。
このような状態では、ただ食事制限をしても、身体は思うように変わりません。
6月の体型管理では、まず「痩せるための土台」を整えることが大切です。
痩せやすい身体づくりの第一歩は、温めること
ダイエットというと、食事や運動を最初に思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん食事や運動は大切です。
しかし、更年期世代の女性にとって、それ以前に整えておきたいものがあります。
それが、血流です。
血液は、身体のすみずみに酸素や栄養を届け、不要なものを回収し、体温を運んでいます。
筋肉が働くためにも、脂肪をエネルギーとして使うためにも、内臓がスムーズに働くためにも、血液の巡りは欠かせません。
身体が冷えている状態では、筋肉はこわばりやすくなります。
筋肉がこわばると、関節の動きも小さくなります。
関節の動きが小さくなると、歩幅が狭くなり、日常生活で使うエネルギーも少なくなります。
つまり、冷えた身体は、動きにくい身体でもあります。
更年期女性が痩せやすくなるためには、まず身体の奥から温め、血液が巡りやすい状態をつくることが大切です。
その点で、酵素風呂は5月・6月の体型管理ととても相性が良いケアです。
ヒノキの酵素風呂は、発酵熱によって身体をじんわりと包み込み、外側からだけではなく、身体の深い部分まで温まるような感覚があります。
冷房で冷えた足先。
湿度で重くなった下半身。
疲れが抜けにくい背中。
お腹まわりの冷え。
こうした部分をまず温めることで、身体は「動き出す準備」が整いやすくなります。
ダイエットの前に温める。これは遠回りのようで、実はとても大切な近道です。
筋肉は「ある」だけではなく「使える」ことが大切
また、更年期女性の体型管理で大事なのは、筋肉を減らさないことです。
筋肉は、身体を動かすだけでなく、熱をつくる場所でもあります。
筋肉量が少なくなると、基礎代謝が落ちやすくなり、冷えやすく、疲れやすく、太りやすい状態に傾きやすくなります。
ただし、ここで大切なのは、筋肉が「あるかどうか」だけではありません。
必要な筋肉が、きちんと使えているかどうかです。
たとえば、座っている時間が長い方は、お尻や股関節まわりの筋肉が硬くなりやすくなります。
すると、歩く時にお尻の筋肉がうまく働かず、太も目の前側ばかりが疲れるようになります。
背中が丸くなっている方は、肩甲骨まわりや背中の筋肉が動きにくくなります。
すると、呼吸が浅くなり、胸が開きにくく、姿勢も崩れやすくなります。
お腹まわりが気になる方も、単に腹筋が弱いだけではなく、肋骨、骨盤、股関節、背中の硬さが関係していることがあります。
身体は一つのつながりで動いています。
だから、痩せやすい身体をつくるためには、
お尻。
太もも。
背中。
肩甲骨。
股関節。
体幹。
こうした大きな筋肉が、しなやかに動ける状態をつくることが大切です。
大きな筋肉が働き始めると、歩く、階段を上る、立つ、座る、姿勢を保つといった日常動作そのものが、代謝につながりやすくなります。
毎日ハードな運動をしなくても、身体の使い方が変われば、日常そのものが小さな運動になります。
IASOの代謝アップトリートメントでは、脂肪層をしっかり刺激し、大きな筋肉を打法という手技を使ってほぐしていきます。
酵素風呂で身体を温めた後にトリートメントを受けることで、硬くなった筋肉がゆるみやすくなり、深部のこわばりにもアプローチしやすくなります。
これは、ただリラックスするだけのケアではありません。
ダイエットや体型管理の前に、身体を動かしやすくするための準備でもあります。

更年期のダイエットは「食べない」より「筋肉を守る」
短期間で体重を落としたいと思うと、つい食事を大きく減らしたくなります。
しかし、更年期世代の女性にとって、極端な食事制限はおすすめできません。
なぜなら、体重と一緒に筋肉まで落ちてしまう可能性があるからです。
筋肉が落ちると、基礎代謝が下がります。
基礎代謝が下がると、痩せにくくなります。
痩せにくくなると、さらに食事を減らしたくなります。
するとまた筋肉が落ちる。
この悪循環に入ると、体重は少し減っても、身体のラインはきれいに変わりにくくなります。
更年期の体型管理で大切なのは、体重を削ることではなく、筋肉を守りながら巡りを上げることです。
そのためには、無理な食事制限よりも、
身体を温める。
筋膜をゆるめる。
大きな筋肉を使えるようにする。
呼吸を深くする。
むくみを流す。
睡眠の質を整える。
こうした土台づくりが大切です。
身体が整ってくると、自然と動きやすくなります。
動きやすくなると、日常の活動量が増えます。
活動量が増えると、身体は少しずつ変わりやすくなります。
ダイエットは、身体と戦うことではありません。
身体が変わりやすい状態に戻してあげることです。
つまり、温めて、ゆるめて、巡らせる身体の再起動です。
酵素風呂とトリートメントを組み合わせたケアを受けることは、更年期女性の体型管理にとって、無理なく始められる実践的な方法です。
薄着の季節に向けて、身体を責めるダイエットではなく、身体を整えるダイエットへ。
今年の6月は、体重を落とすことだけを目標にするのではなく、軽く動ける身体、巡りのよい身体、自分らしく心地よいラインを目指してみませんか。
文責 佐々木直子