新年度が始まりましたね。
年度末の忙しさ、新年度の切り替え、新しい環境にも少し落ち着いて、忙しい波を乗り越えた…と思う頃、ふとした瞬間に感じる、理由のわからない不調。
去年の4月の体調を思いだしてみてください。
「なんだか体が重い」
「やる気が出ない」
「朝から疲れている」
こんな状態になりませんでしたか?
それは、いわゆる「五月病」と呼ばれる状態かもしれません。
けれど、この五月病。
多くの方が「気持ちの問題」と捉えがちですが、
実は―
「体から始まっている不調」であることが非常に多いのです。
特に、40代・50代の更年期世代にとっては、この時期の変化は想像以上に大きく現れます。
浜松の春は、寒暖差に加え風も強く、知らないうちに体へ負担がかかりやすい環境です。
だからこそ、
「心を整える前に、体を整える」
この視点が、とても重要になってきます。
五月病の正体は「遅れてくる疲労」
五月病は、医学的な正式名称ではありませんが、実際には「適応障害」や「軽い抑うつ状態」に近い状態とされています。
その本質はシンプルです。
4月に頑張りすぎた反動が、5月に出てくる。
新しい環境、
人間関係、
生活リズムの変化。
4月は、緊張によって体も心も「戦闘モード(交感神経優位)」になり、なんとか乗り切ることができます。
しかし、その緊張は長くは続きません。
ゴールデンウィークで一度スイッチが緩むと、それまで蓄積していた疲労が一気に表面化します。
「やる気が出ない」のではなく、「頑張れない状態になっている」
ここを理解することが、予防の第一歩です。

体に起きている変化 ― 筋膜のロック状態
では、体には具体的に何が起きているのでしょうか。
キーワードは「筋肉と筋膜の緊張」です。
ストレスを感じると、人は無意識に体を固めます。
特に影響を受けやすいのは、
- 首
- 肩
- 背中
- 胸まわり
これらの部位は、呼吸とも深く関わる場所です。
筋肉が緊張し続けると、その表面を覆う「筋膜」の滑りが悪くなり、いわゆる「癒着」のような状態が起きます。
本来、筋膜は滑らかに動くことで、体のしなやかな動きや循環を支えています。
しかし、緊張が続くと
- 動きにくくなる
- 血流が滞る
- リンパの流れが低下する
といった状態に変わっていきます。
さらに重要なのが「呼吸」です。
胸まわりが固まることで、呼吸は浅くなり、横隔膜の動きも制限されます。
その結果、酸素が十分に取り込めない状態が起きます。
心の不調は「結果」
ここで一つ、大切な視点があります。
それは…
心の不調は「原因」ではなく「結果」であることが多いということ。
- やる気が出ない
- ネガティブになる
- 何もしたくない
これらは「気持ちの問題」ではなく、体のエネルギー不足によって起こる自然な反応です。
血流が悪くなり、酸素供給が低下し、神経の働きが鈍くなる。
この状態で「頑張ろう」としても、うまくいかないのは当然です。
つまり、体が重いと、心も軽くならない。
だからこそ、五月病は「体から整える」ことが鍵になります。
4月のうちに整えるという選択
多くの方は、不調が出てから対処しようとします。
ですが五月病に関しては、
「出てからではなく、出る前に整える」
これが非常に重要です。
4月の段階で
- 体のこわばりを緩める
- 呼吸を深くする
- 循環を良くする
この状態を作っておくことで、5月の落ち込みは大きく変わります。
めぐり改善トリートメントができること
そこで重要になるのが、
筋膜リリースを取り入れたオイルトリートメントです。
IASOでは「めぐり改善トリートメント」というメニューがあります。
筋膜にアプローチすることで、
- 滑走性の回復
→ 動きやすさ・可動域の改善 - 血流・リンパの促進
→ 老廃物の排出・栄養供給の向上 - 呼吸の改善
→ 横隔膜が動きやすくなる
そして、見逃せないのが神経への影響です。
筋膜には多くの感覚受容器が存在しており、触れることで神経系に直接働きかけます。
これにより、
「副交感神経が優位になり 体が“回復モード”へ切り替わる」
つまり、触れることそのものが、神経を整えるアプローチになるのです。

IASOが提案する「温めてから、ゆるめる」
IASOでは、この流れをさらに高めるためにヒノキの酵素浴とトリートメントの組み合わせを提案しています。
酵素浴によって体の深部まで温まることで、血液は「温かい水」として全身を巡り始めます。
その状態で筋膜リリースを行うことで、
- 筋肉はゆるみやすく
- 循環はよりスムーズになり
- 体の回復力が高まる
まさに、「整えるための土台をつくってから、ゆるめる」という効率の高いアプローチです。
軽い体は、軽い心をつくる
五月病は、決して避けられないものではありません。
むしろ、正しく体を整えれば、防ぐことができる不調です。
- 動きやすい体
- 深く呼吸できる体
- 巡りの良い体
この状態が整えば、心は自然と軽くなっていきます。
だからこそ、
「頑張る前に、整える」
「心の前に、体をみる」
この選択を、ぜひ4月のうちに。
軽やかに動ける体は、これからの季節をもっと自由に、もっと楽しくしてくれます。
そしてその先に、無理なく前を向ける毎日が待っています。
文責 佐々木直子