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夏季から冬へ ―更年期女性の身体が揺らぐ季節

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コラム

2025/09/29

夏季から冬へ ―更年期女性の身体が揺らぐ季節

秋から冬へ ―更年期女性の身体が揺らぐ季節

10月から12月。街の木々が色づき、浜松の空気も澄んでくる美しい季節。

けれど同時に、更年期世代の女性たちにとっては 身体と心のバランスが崩れやすい時期 でもあります。

  • 「秋になると眠りが浅い」
  • 「冷えが強くなり、肩や腰のこわばりが気になる」
  • 「年末になると疲れが抜けずに風邪をひきやすい」

そんなお声をIASOでも多く耳にします。これは決して気のせいではなく、医学的にもしっかり理由があることなんです。


  1. 日照不足がもたらすメンタルの不調
  2. 冷えと血流低下が招く不調
  3. 免疫力低下と感染症リスク
  4. 年末の忙しさが招く生活リズムの乱れ
  5. 秋のメンテナンスとしての酵素浴とトリートメント

日照不足がもたらすメンタルの不調

秋が深まるにつれ、日照時間はぐっと短くなります。
太陽光は私たちの脳に働きかけ、セロトニンという神経伝達物質を分泌させます。

セロトニンは 「幸せホルモン」
とも呼ばれ、気分を安定させるだけでなく、夜には睡眠ホルモンであるメラトニンに変換され、安眠を導く働きがあります。

気持ちの安定、 セロトニン。 眠りのホルモン、 メラトニン。

この二つは実は 兄弟のように密な関係性 なんです。

朝、太陽の光を浴びると出るのがセロトニン。
気分を上げて、安定させてその日一日を頑張れるようにしてくれます。

実はこのセロトニン…時間がたつと 徐々に分解されて、なんと睡眠に導くメラトニンに変化 していき、14時間から16時間後…つまり夜には眠くなるようになっています。

つまり夜のいい睡眠は昼間のセロトニンの量に関係があるんですね。

秋から冬にかけては、日照時間が短くなることで脳内ホルモンのバランスが崩れやすくなります。

太陽の光を浴びる時間が減ると、気分を安定させるセロトニンが不足し、夜の眠りにも影響が出てきます。

更年期ではホルモン変動によってこの揺らぎがさらに大きくなるため、昼間は 「気持ちが落ち込みやすい」 夜は 「眠れない」 という方が増えるのです。

セロトニンの分泌が減って、気分が沈むと甘いものを無性に欲したり、朝起きにくいといった 「季節性のメンタル不調」 が現れやすくなります。
更年期世代の女性は、エストロゲン低下によりセロトニンやドーパミンの働きも揺らぎやすいため、この影響をより強く受けてしまいます。

「なぜか秋になると落ち込みやすい」
「夜眠れないのに、昼間は強い眠気に襲われる」

こうした体験は、心の弱さではなく、季節とホルモンの両方の影響によるものなのです。

「季節性のメンタル不調」によりベッドで眠れず悩む女性のイメージ


冷えと血流低下が招く不調

10月にはいり朝晩の冷え込みが強まりましたね。

9月まで暑い毎日が続いていたので、この冷え込みは急激に身体の血管に作用します。

血管が収縮することで全身の血流は低下します。
血の巡りが悪くなると、肩こりや腰痛、関節のこわばりといった不調が出やすくなりますよね。

更年期では筋肉量や基礎代謝が落ちやすく、体温を保つ力そのものが弱まっているため、冷えによるダメージを受けやすいのです。

また、冷えは自律神経のバランスも崩し、睡眠の質を下げたり、免疫力を低下させたりします。
「夏は元気だったのに、秋になると急に疲れが取れない」
その背景には、こうした冷えと血流低下の影響が隠れています。


免疫力低下と感染症リスク

また秋から冬にかけては、空気が乾燥し、インフルエンザや風邪の流行が始まります。

更年期女性はホルモンバランスの影響で粘膜免疫(IgA分泌)が低下しやすく、冷えや睡眠不足も重なることで感染症にかかりやすくなります。

特に浜松のように冬は風が強く乾燥する地域では、喉や鼻の粘膜が乾燥し、ウイルスが侵入しやすい環境になります。

「疲れていたら風邪をひいて長引いた」
「インフルエンザにかかった後、体力が戻らない」
といった経験は、更年期世代の女性に多くみられるものです。


年末の忙しさが招く生活リズムの乱れ

それに、これから迎える11月から12月にかけては、忘年会やイベント、仕事や家事の慌ただしさが一気に増しますよね…。
イベントは楽しいことではありますが、女性は準備や片付けでやるべき事が倍増する季節でもあります。
みんなが喜んでいるから、気分を悪くしないように…と頑張ってしまうのが女性。

思わぬ疲労が蓄積する時期でもあります。

それに加えて、夜更かしや飲み過ぎ、食べ過ぎが続けば、肝臓や腎臓に負担がかかり、代謝はさらに低下します。

特に更年期では、食べたものが脂肪として蓄積されやすくなるため、この時期の生活リズムの乱れは「正月太り」や「慢性疲労」につながりやすいのです。

怖い事ばかり言ってしまいましたが、そのために、少し備えておきませんか?

忘年会やイベントでドリンクを交わすイメージ


秋のメンテナンスとしての酵素浴とトリートメント

では、こうした秋から冬にかけての不調をどのように防ぎ、1年を頑張り抜くための体を整えればよいのでしょうか。

その答えのひとつが、ヒノキの酵素風呂や筋膜リリースを取り入れたメンテナンスケアです。

ヒノキの酵素風呂

  • 発酵熱による深部温熱作用で体を芯から温め、血流を改善
  • 発汗によって老廃物を排出し、代謝を促進
  • 心地よい香りが自律神経に働きかけ、睡眠リズムを整える

酵素浴でかく汗は、夏の表面的な汗と異なり、深部体温の上昇によるデトックス作用を持ちます
これにより冷えや自律神経の乱れが整い、免疫力アップにもつながります。

筋膜リリース

  • 冷えやストレスで硬くなった筋膜をゆるめ、血流・リンパの流れを改善
  • 関節の可動域を広げ、腰痛や肩こりを予防
  • 副交感神経を優位にし、心身のリラクゼーションを促進

筋膜リリースによるオイルトリートメントは、年末の疲れをリセットし、体に柔軟性を取り戻すサポートになります。


1年を乗り切るために

「10月から12月をどう過ごすか」で、その年の締めくくりと新しい年のスタートが大きく変わります。

  • 日照不足によるメンタルの揺らぎ
  • 冷えと血流低下
  • 感染症リスク
  • 年末の生活リズムの乱れ

秋から冬にかけて、更年期世代の女性が体調を崩しやすい理由は、これらが重なる季節だから。

その一つひとつに向き合い、体を温め、巡りを整え、心をリセットするケアを続ければ、来るべき新しい年を健やかに迎えることができます。

「1年を頑張り抜くための秋のメンテナンス」 その鍵は、あなたの身体を深く温め、めぐらせ、ゆるめてくれるヒノキの酵素浴とトリートメントにあります。

不調の原因がいくつも重なりやすい季節だからこそ、放っておかずに 「自分の体を整える習慣」 を持つことが大切です。

それは贅沢なご褒美ではなく、1年を頑張り抜くために必要な自己投資。

IASOで皆様の健康管理のお手伝いをさせて頂きます。ご来店を心よりお待ちしております。

文責 佐々木直子